海外駐在員は副業をやるべきか!?

ビジネス

「海外赴任が決まる」・・・

バラ色の駐在員生活を思い描きいざ赴任したら、まさか副業することになってしまった。

これまでのモデルケースが一切通用しないVUCAの時代を生き抜くためには、

常識にとらわれずに「変化力」を身につけていきましょう。

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こんにちは、のらねこです。

現在、某企業でタイ駐在員をしておりますが、2021年に入り副業を複数を開始しました。

「駐在員なのに、なぜ副業を始めたのか?」

本日はその行動のきっかけについて、語っていきます。

副業を複数やっていると言いましたが、妻がメインでやっている事業もあるので、

現在ご紹介できる副業は、当ブログ活動のみです。

(また時機をみて、他の副業についても紹介したいと思います。)

副業を始めるきっかけ

副業を始めるきっかけになったのは、一冊の本です。

ベストセラー書籍『LIFE SHIFT』によって、人生100年時代の到来による将来に対するイメージがわいたのと同時に、これまでの親世代のモデルが全く参考にならないと感じました。

私は、人生が長くなることでより楽しめる時間があるとわくわくする気持ち半面、

結局何をするのもお金は必要で、そのお金が足りるのかという不安感も残りました。

これから人生100年時代がやってきた場合、

・老後資金がいくらあっても安全圏が見えないこと
・大手企業でさえもはや終身雇用の時代ではない、

という、現代の不確定要素にを不安を感じずにはいられませんでした。

そういった不安を解消するために、サイドFIREを達成してお金の心配ストレスなく生きていける環境を作りたいという気持ちが強くなりました。

思い描くサイドFIREは、下記のようなイメージです。

▼サイドFIREの定義(私的見解):
生活費 ≦ 不労所得(投資)
生活費は、不労所得で稼ぐ。
贅沢費は、好きな労働で補っていくスタンス。
つまり、贅沢しないのであれば労働もしなくてもいいと選択できる状態を指す。

このサイドFIREの環境づくりのためには、投資資金が必要です。

【※投資の4%ルール】で、生活費分を作り出せる環境を作ることで理論上貯金が尽きることはなくなりますので、最終的に目指すところは資産1億円といったところです。

とはいっても、サラリーマン給与でサイドFIRE を達成するのは、簡単なわけはありません。

節約して貯金だけでは限界があるので、今以上に「稼ぐ力」が必要です。

まずは、リスクが少ない副業から稼ぎ始めることにしました。

副業を始めるにあたり

実際に副業を開始するにあたり、サラリーマンをしながら副業をすることは簡単なことではありません。

まず副業ブログを開始するために、時間を確保するためにトレード・オフとして本業での残業代を捨てました。

駐在員の年収は大体1,000万円ぐらいといわれていますが、残業をいれて1,100万円ぐらいでしょうか。

私の場合は残業代の約100万円を捨てて、時間を確保して副業へ注力することにしました。

副業ブログやっていますといいつつも、ブログの収入は今のところ1日あたり約1円です。(年間で365円)

ブログの場合労働時間は、なんだかんだ1日あたり3時間ぐらいはかけてますので、時給で割ると時給30銭とかになります。

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少し脱線します、銭(せん)って通貨は若い子は知らないですよね。

▼せっかくなので、お見せするとこんなやつです。
(左側:50銭、右側:2銭)

なぜこれが、タイに持ってきているのか・・・。

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すみません。少しだけ話がそれましたが、

「年収1,100万円」から残業代を捨て、「年収1,000万365円」になったという感じですね。

カッコつけると、「これからを生きていくためにチャレンジを優先した」というわけです。

これを聞いてどう感じますか?このような選択をする人は、多くないのではないでしょうか?

多くの方はこう思います。

「そりゃ悪手だろ 蟻んコ」By ネテロ会長

出典:HUNTERxHUNTER25巻 冨樫義博/集英社

悪手といわれても、それでも副業を始めたのは、行動しないことにもリスクがあるからです。

行動するリスクと行動しないリスク

まず、行動することには当然「リスク」がついてきます。

それは感覚的に理解している方が多いです。

行動するリスク

副業での「行動するリスク」とは、「費用」です。

「費用」はおおまかに以下の2点に分類できます。

・副業に時間をかけて失敗した場合の「時間的費用」

・副業への投資額したお金が回収できなかったらという「金銭的費用」

ブログの場合は収益化できなかった場合は、これらが全て無駄になってしまうのがリスクと考えられます。

でも、果たしてそうでしょうか?

仮に副業で失敗したとしても、

行動したことのリスクと引き換えに得れるリターンは、「行動した」という経験値が貯まっていきます。

行動しないリスク

一方で、「行動しない」場合は、金銭的費用はありませんが、ノーリスクかというとそうではありません。

こちらは感覚的に理解していない方が多いです。

リスクを辞書で調べると、

「危険」という意味以外に、「予想通りにいかない可能性」という意味もあります。

リスク【risk】 の解説

1 危険の生じる可能性。危険度。

2 また、結果を予測できる度合い。予想通りにいかない可能性。「―を伴う」「―の大きい事業」「資産を分散投資して―の低減を図る」

出典:goo 国語辞書 https://dictionary.goo.ne.jp

「行動しない」は、「行動する」に対して経験値が貯まらないため、「予想通りにいかない可能性」にうまく対応できないといった側面があります。

これからのVUCAの社会では、 「予想通りにいかない可能性」 が頻発することは、ほぼ確実です。

「行動しない人」には「予想通りにいかない可能性」をコントロールできませんが、

「行動する人」は経験値により、 「予想通りにいかない可能性」 があっても対応(コントロール)できる可能性が高まります。

そう考えていくと、どちらを選べばリスクに強い人間になれているかは明らかではないでしょうか。

まとめ
VUCAと言われる時代では、リスクを嫌う方は逆にどんどん行動してチャレンジしていく必要はある。

おわりに

こういったことを考えるうちに、積極的にチャレンジしていかなければならないと

考えるようになりました。

いきなり、転職・起業といった、ドラスティックな変化はハードルが高く感じる方が多いと思います。私もそうでした。

一方で、副業は低コストで、ハードルが低いのでスタートしやすいです。

ビジネスの鉄則は、まずはスモールビジネスから。

だからこそ、副業からスタートしました。

これからを生きるサラリーマンには、「副業」は標準装備するべきです。

これからの会社は、いつまでも社員を助けてくれません。

また、海外駐在員でも日本に帰った際に、海外と日本の働き方ギャップを感じて、会社を辞めたくなる可能性は十分にあります。

参考記事:海外赴任者が帰国後に退職してしまう確率が25%

出典:DAIAMOND ONLINE
https://diamond.jp/articles/-/125453

こういったやめたくなるリスクが起きても、「がまんし続ける」という選択肢しかなかったら大変です。

このように様々な予期せぬリスクがあった場合に、

副業収入など、給料以外の収入ポートフォリオを築いておくと選択の自由が増えます。

そういったリスク分散の観点からも、副業にチャレンジしておくことは、非常に重要ではないでしょうか。

ほな、バイバイ!

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コメント

  1. Udamaru より:

    マレーシアに駐在を控えている、会社員です。私もブログをやっており、駐在中に副業として、続けようと思っています。
    そこで質問ですが、のらねこさんは、ブログ(副業)は会社にバレることは問題ありませんか?また、税金はご自分でタイで納税されていますか?

    よろしければ、教えていただきたく思います。

    • のらねこ より:

      マレーシア駐在頑張ってください!!
      副業禁止でしたら注意して検討してください。
      私の場合はバレて問題になれば、そんな会社は辞めてしまう予定です。
      税金についてはマレーシアで各自ご確認くてみてください。

      • Udamaru より:

        返信ありがとうございます!
        私も今の時代に副業禁止な会社に対しては?です
        マレーシアの税制も確認してみます!

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