海外駐在にとっての最適な駐在年数は??

ビジネス

こんにちは、のらねこです。

週に一度か2度のペースで、ビジネスネタを投稿させていただいていますが、本日は海外駐在は何年が最適かというテーマでお話させていただきます。

私自身は海外駐在員の中でも営業職という立場なので、他の立場でマッチしない場合もありますのであらかじめご了承ください。


成長するためには、どれだけの海外駐在期間がいいのか、を考察していきます。

この記事はこんな方におすすめ

・営業職として成長の意欲があり、

・これから海外駐在になる方

・新天地へ異動を考えている方

※管理職以上の方は駐在コストが高いので、一年目から一秒も早く結果を出すのが当然ですので、今すぐ結果を出して貢献していきたいところですね。

これまで実際に海外駐在員をやってみて、タイでの駐在員生活が6年目になります。
「6年は短いのか長いのか」

結論から申しますと、控えめにいって長すぎです。

どうしてその結論に至ったのかについてその理由をまとめていきます。

駐在員生活の期間(業務)

営業職での駐在員の場合、駐在期間は大きく4つのフェーズに分けることができます。

1)初期フェーズ(1~2年目)

2)中期フェーズ(3~5年目)

3)後期フェーズ(6年~10年)

4)仙人フェーズ(10年以上)

それでは各フェーズごと順番に見ていきます。

初期フェーズ(1~2年目)

営業職の場合、駐在の1~2年目はいわゆるゴールデンタイムといえます。

理由は2つあり、

①何を聞いても許される②結果が求められない という点です。

①何を聞いても許される

ます、何を聞いても許されるというのは非常に大きいアドバンテージです。

基本的に、自分の会社についてでさえわかっていなくても「まあまあ赴任してきたばかりだしな」ということで、海外ならではの優しさフィルターがかかります

許されるということは、出来るとプラスの要素に変わる可能性も秘めております。

ここは努力していきなりこなせるほうが、プラス評価になります。

ただ優しさフィルターに甘んじるのではなく、1の努力が、5や10にでも評価されるようなコスパのいい努力は確実にできることが望ましいです。

②結果が求められない

営業職をした方ならわかると思いますが、営業のプロセスには、大きく三つのフェーズがあります。
1.種植え ➡ 2.育てる ➡ 3. 刈り取り 

こういったプロセスを考えると、種植えを行う必要がありますので、
最初の1~2年目はどうしても種植え期間に時間をかけるフェーズになります。

仮にこの段階で結果のみを求めてくる上司ははっきり言って無能なのでスルーで問題ありません。

その時期にいかにブレずに種を植える(植え続ける)か、これで将来の成功が決まるといっても過言ではありません。

この初期フェーズは、結果が求められないだけで、楽を出来るフェーズではなくやらなければいけないことは多いですが、
プレッシャーからくる「精神的なダメージ」は少ないので、ゴールデンタイムと表現しました。

中期フェーズ(3~5年目)

続きまして中期の3~5年目は、営業職にとっては最もやりがいの大きい期間となります。

理由としては、種植えから刈り取るまで3つの段階全てを楽しめる欲張りな期間だからです。
1.種植え ➡ 2.育てる ➡ 3. 刈り取り

初期におこなった1.種植え を2.育てたり、3.刈り取り までしっかりつながっていく時期。

さらにいろいろな案件でのシナジーが起き始める時期といえます。

そのため、前段階でしっかりと仕込んでいる方にとっては成果が目に見え始めます。(やりがいが見えてくる)

さらには現地スタッフとのコミュニケーションという点でも、向上してくる時期ではあるので、いろんな部署や会社を巻き込めて動きやすくなります。

この期間は結果も求められますが、やっていて楽しいと感じることも多いはずです。

中期フェーズが楽しくなるかならないかは初期フェーズをいかに頑張ったか次第なところもあります。

後期フェーズ(6年~10年目)

6年~10年目の後期フェーズは、ぬるま湯期間ということができます。

理由としては、上記の2段階フェーズでしっかり5年間を過ごしてきた方にとっては、なんでも無難にこなせるようになっている時期だからです。

ここでは成績が落ちることも少なく、また問題が見えにくい時期でもあります。

この期間にモチベーションを保つのは難しいですが、人間の精神は弱いもので慣れてくると長く居座りたいという意欲も出てきます。

しかしながらこの安定こそが成長を求める人には、最大の毒薬となってしまいます。

この期間は思い切って、本人から異動を希望するのが本人にとってはいい時もあります。

仙人フェーズ(10年以上)

最後に10年以上の駐在戦士。ここからは仙人モード突入といえます。

空中浮遊をする仙人のイラスト

理由としては、これだけキャリアのある駐在員は圧倒的に希少種となりますので、仙人として扱われます。

例えると、仙人モードを使える忍者がナルト、自来也、カブト、千手柱間、(ミナト)しかいないような感じです。

ちょっとわかりづらいですね。気になる方はNARUTOを全巻読みましょう。笑
#全72巻の大作なので大変ですが、絶対に面白いってばよ!!!

話を戻しまして、
専任モードに突入すると現地の社史にも精通があったり、国の歴史や政治の裏話など、話題のレベルが数段上がってきます。
ここまで行くと、営業としてはかなり強みになります。

営業のできる幅が広がったり、人脈だけもかなりのアプローチができるようになります。

ぬるま湯の先を目指すかどうかは、人それぞれですが希少種というタグが付くのは、魅力の一つではないでしょうか。

まとめ

フェーズ別に考えていくと適切な駐在員期間はどれだけかということですが。

私自身の考えでは、

まず、初期(1~2年目)は営業としては、やれる幅が少なく、成長できる幅がかなり少ない。
中期(3~5年)か仙人(10年以上)が営業としては適切そうだが、
仙人にたどり着くまでに、後期(5年~10年)が成長のコスパが悪いかつ、10年まで残れるのはかなり希少と考えると、5年MAXという考え方が、成長の伸び率を考えるとコスパがよいと考えています。

ということで、

私自身に照らしてみると、現在タイでの駐在員生活が6年目は長すぎるという決断になりました。
現状は異動の希望を出しており、転職なども視野に入れておくという状況でもあります。
転職には相応のリスクがあるので、そのためにもバックアップとなる副業での「稼ぐ力」を育てています。

ぬるま湯につからず、常に成長して、さっさとFIREをして好きなことで生きていく。

そういった自由な生き方の実現のためにも、これからもいろいろ試していきます。

ほなバイバイ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました