タイ駐在員が実践する『本当の自由を手に入れる お金の大学』 貯める力編~③保険費~

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こんにちは、のらねこです。

リベラルアーツ大両学長著書の『本当の自由を手に入れる お金の大学』をタイ駐在員が実践してみたらということでお届けしていきます。

生活していくうえで、健康を維持し長く生き、時間をもつことは大事な要素の一つです。
人生とは時間といっても過言ではありません。
今ではしきりに人生100年時代なんかといわれておりますが、仮に人生100年時代となると60歳で定年した場合、余暇で30年以上のセカンドライフ人生を生きなければなりません。老後資金2,000万円問題とか言われるやつですね。
そうなっていくとこれまでの日本人の典型的な「年金」と「退職金」で逃げ切るライフプランは全く通用しなくなり、それらの資金以外にもお金を用意する必要があります。
私自身もそういった先の見えない不自由な時代を金銭的に自由に暮らしたいと考えるようになりお金に対する勉強を始めるようになりました。
その経過で出会ったのが、リベラルアーツ大学両学長著書の『本当の自由を手に入れる お金の大学』です。

両学長といえば実践的なお金の知識を学べるYouTubeチャンネルで有名なYoutuberですが、チャンネルで公開しているお金の知識を体系的にまとめたのが、本著書『本当の自由を手に入れる お金の大学』です。
私自身もこれまではお金に対しての勉強ができておらず、お金の知識(マネーリテラシー)が少なかったので、この著書と出会い、膝を打つ衝撃を受けお金に関する書籍を毎日読みながら、一からお金を勉強しています。

本書の内容は、日本の生活でで活用できるお金の実践ガイドブックになっていますが、
タイに住む今でも実践できることを少しづつやっていこうということで、

「タイ駐在員が『本当の自由を手に入れる お金の大学』を実践してみたらどういった効果があるか」
をお届けしていきたいと思います。

貯める力

経済的自由を目指すには、お金にまつわる5つの力(①貯める、②稼ぐ、③増やす、④守る、使う)を鍛える必要があります。
まず最も大切で効果が出やすい貯める力について、実践していきます。

貯める力の中で、まずは固定費を見直していく必要があります。
本書で人生の6大固定費といわれているのは、1.通信費、2.光熱費、3.保険、4.家、5.車、6.税金です。

貯める力編~保険費~

次に、保険費をみていきましょう。
保険費はお金のかかる費用の大ボスといわれています。
なぜなら、1世帯当たりの生命保険料だけで年38.2万円もあるとのことです。出典:平成30年度「生命保険に関する全国実態調査
インパクトが大きい分見直すことができると、貯める力を強化できますのでやる価値は大きいです。
なぜ、これだけの多くの方が保険にコストを費やしてしまっているかといいますと、どういったリスクがありか知らないからといえます。人間は知らないからこそ、不安が生じているようです。
そのため、まずは国が保証してくれるものを知ること。なにがカバーされていてなにがカバーされていないかをしっかり学び、必要なものだけをカバーしていくようにします。
本書では保険が必要なものは「低確率、大損失のトラブルになるもの」だけとのこと。

国の保証範囲とリスク

問題なのは、保証してくれるものを知らないことで二重に保険をかけてしまっている(無駄な部分)ということでした。言い換えればリスクに対して国または会社で保障されていることは保険を削っていっていいということです。会社の保証は会社の制度によって違いがありますので、国の保証を中心にみていきたいと思います。
社会保障でカバーできる7つのリスクというものがあります。

  • ①病気・ケガのリスク
  • ②障害リスク
  • ③死亡リスク
  • ④失業リスク
  • ⑤老後リスク
  • ⑥介護リスク
  • ⑦出産リスク

まずは、
①病気・ケガのリスク、②障害リスク、③死亡リスクからです。
日本は世界屈指の健康保険大国です。相対的にみて国の保証が手厚いですとのことです。こういうことを知っているかどうかで、保険に対する価値が大きく変わってきますね。

  • 医療費3割負担
  • 高額療養制度で最大10万程度で済む(防衛資金で用意)
  • 保険料は会社と折半
  • 病気やケガは1年6か月は保障される

死亡した場合でも、遺族年金があるということなので、生命保険を手厚くかける必要もないとしましたので、基本的に医療保険は必要ないという決断にいたり、すべて解約しました。
私の場合はがんで最先端医療を受けるという選択肢だけ残したかったので、がん保険でキャッシュで払える費用だけは保険を残しました。これで、①病気・ケガのリスク、②障害リスク、③死亡リスクはクリアにしました。また基本的に予防医療は積極的に受けていくスタンスです。
ホリエモンもおっしゃっていましたが、病気になってからではなく、予防医療で事前にプロテクトしていくという方が自分にはあっていますので、今後もそのスタンスでアンテナを張りながら情報を収集し予防していきます。
またタイの場合は、海外渡航保険を会社で用意してくれているところもあると思いますので、二重で手厚く保険をかけてしまっている方は、早めに見直しをかけることをおすすめします。

④失業リスクは、個人的にはもともと気にはしていないタイプです(方針に納得いかない場合は即辞める)が、雇用保険の失業給付が手厚いので安心できそう。詳しくは本書でご確認ください&失業給付計算シミュレーションサイトでご確認ください。

⑤老後リスクは、FIREを目指しているので、FIREの個人資産と公的年金でカバーしていく予定です。この辺を保険でカバーしていく予定は一切ありません。

⑥介護リスクは、公的な介護保険で自己負担1割負担となるので、民間保険は入るほどのリスクにはならなそうなので公的保険で十分かなと判断しました。
そのため考慮する保険は特になし。

⑦出産リスクは、海外の場合費用がかかるので結構大きいですね。この辺はまた別途解説させていただきますは、基本的には里帰り出産のスタンスなので費用は高額医療制度の活用のみで十分と判断しました。

必要がある保険

本書では、保険が必要なものは「低確率、大損失のトラブルになるもの」だけとのことでした。
大きく分けると、以下の3つです。

  1. 生命保険(自立していない家族がいる場合)
  2. 火災保険(賠償金が高額、保険料が安く補償範囲が広い)
  3. 自動車対物保険(賠償金が高額)

私個人的には、海外駐在という立場なので上記3つともカットしました。
生命保険は子供が小さいので少しリスクがありますが、健康な生活を維持して極力リスク回避していきます。

以上で概ね保険については見直し出来ました。
基本的には積立保険は損が大きい(手数料を多くとられている)という認識が必要ですね。
保険は保険。投資は投資。混ぜるな危険。ということですね。

おわりに

今回は貯める力編~保険費~でした。
海外生活が長くなりそうな働き方でしたので手厚く保険をかけていたので、ここの見直しは非常に大きな決断でした。生命保険のウエイトが大きかったのですが子供にお金を残しすぎるのはあまりよくないなと思い、それよりも稼ぎ方を教えてあげたかったので、自分で積極的に挑戦して知識を残しすように方向転換していきます。

海外駐在員生活というのは、給与も増えるので(ボーナスタイム)どうしても無駄使いが多くなりがちです。しかしボーナスタイムもいつか終わりがきますので、今のうちにたくさん貯める意識をつけて、FIREをして経済的自由を勝ち取っていきましょう。

貯める力の固定費削減は「やるか、やらないか」です。

やれば必ず効果が出る分野ですので、頑張っていきましょう。

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