若いうちに海外駐在しておくべき理由

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こんにちは、のらねこです。

日系企業でも海外への思考が一般的になってきましたが、それでも中心は日本であり「海外駐在を早いうちにするのか」または「キャリアができてからするのか」という議論は跡をたちません。

私の場合は入社後即海外勤務だったので、海外駐在を早いうちにした側の人間です。

昨年2022年末から入社11年目で初めて日本で働きました。

駐在が長いと日本に帰ると浦島太郎状態と言いますが、それをはるかに超えて浦々島状態ということもあり、正直日本で戦力となるのかという不安もありました。

そして実際に働いてみて思ったことをせっかくですので言語化しておきたいと思います。

日本と海外の働き方の違い

日系企業での勤務体系の一般的な流れとして、日本と海外の働き方で最も大きな違いは役割にあります。

海外現地法人側の視点では、日本は親会社なので日本から赴任してくる社員は年齢に関わらず上司という意識が強くなります。

そのため駐在員の役割は、管理の色もあり若手ではなくキャリアを積んだ社員を行かせるのがごく自然な流れです。

しかし、キャリアを積んだ人間はまた日本に数年後出戻る意識が強く駐在期間に何かを成し遂げる意識が低いようにも感じることが少なくありません。

そういった意味では、若くから海外に行くことは戦力としては頼りないかもしれませんが実力以上に結果を求められるという環境から大きく成長できる可能性を秘めているというメリットがあったのではないかと実際の経験ちから考えています。

逆に日本に帰国した際には、ラインに所属して上司部下に揉まれながら細分化された裁量の中での業務となるので自分を活かすまで時間がかかるなということはかなり感じています。

駐在員の日本と海外での給与の違い

続いてお金の話。

ここはデリケートですが避けれないポイントなので。

給与に関しては、一般的なデータで、日系企業の海外駐在は日本の給与の1.5倍〜2倍(手取り感)です。

働いても働かなくても海外ではこれだけの給与の魅力はあるので、それなりに成果を出せない駐在員は淘汰されがちです。

キャリアを持った社員が新たに赴任した国で「新入社員の気持ちで頑張ります」とスピーチをすることもありますが、周囲の気持ちは、「はよ結果出せや!給料泥棒」です。

日本から来る社員は年齢に関わらず上司という意識がある中でも、結局このようにシビアな世界ではいあるので、駐在といっても簡単・楽な世界ではないというのが正直なところ(開き直っている人間も多々いますが)です。

若いうちに海外駐在しておくべき理由

上記のような厳しい世界でも、若いうちに経験しておくべき理由はあるのかと疑問になりそうですが、駐在したメリットはたくさんあります。

順に見ていきまそう。

キャリア以上の環境がある

若くして駐在した場合は、通常自分のキャリアでは経験できないような経験がそこでは可能です。

理由として、給与が高く立場が上という状況ですので、
「即戦力」が当たり前という環境に置かれるからです。

実際に日本に帰ってきてみて感じたことは、

日本で働く若手と「自分の若手時代」と比べてみても明らかにやっているレベルは高いところをやっていたという印象でした。

逆に基礎を飛ばしてしまったという側面もありますが、私自身は海外でも自分で量をこなしていたので基礎が疎かになるかどうかは本人次第というところではないでしょうか。

こういった点からも、若いうちに海外駐在するのはメリットが大きいです。

社内評価が高くなりやすい

海外駐在すると、通常のキャリア以上の仕事をするので社内評価では自然と「現状の役割以上」と評価されやすくなります。

そういった意味でも出世しやすいという点はあります。

出世に対しては価値観が異なり出世は目指していないという方も多いと思います。私の意見としても上司に媚をるような無理をしてまで出世する必要はないと考えています。

しかしながら、役職関係なくやらされる時はどんどん仕事を振られてしまうので、給与をベーシックインカムと捉えて早めに上げておくと貯蓄もできます。お金があればいざという時に切れるカードが増えます。退職もできますし将来の選択の幅を広げるという意味では、無理なくできる範囲で出世しておいてインカムを挙げておくことに損はありません。

資産形成しやすい

若いうちに海外に行っておくメリットとしては、貯蓄の余裕ができることです。

日本の終身雇用体系の流れはまだまだあるので30代ぐらいまでは給与が低いです。

実際に私も日本で働いてみてびっくりしました。妻子持ちで現在の給与だとそれほど貯蓄をできないなと感じております。

ですが新入社員の頃より海外にいたので資産は3,000万円は築けている状況です。

当初日本に戻っても通用しないかどうか不安があったと言いましたが、
これだけ資産があると会社をやめる選択肢も簡単に持てるので、

若くして海外駐在することは人生の余裕を持たせるという大きなメリットがあります。

かけがえのない人脈を形成できる

出会いに損得をつける考えは、あまり好きではありませんが、

個人的に20代前半から海外勤務をしていますがそこで出会った友人たちは、そうそうたるメンバーだと思い返すこともあります。

周囲の会社でも海外赴任ができる人材となるとそれなりの行動力や成績を持った方が多いので優秀な人脈と出会う確率が高いです。

人間は環境に依存する生き物なので、レベルの高い環境にいたほうが成長する確率が上がります。

そのため海外では、出会いも重要な要素となります。

仕事だけでなく、海外でもコミュニティがあれば生活の質向上・メンタルの改善につながるので、そういった目線でも海外でもコミュニティを複数持っておくのがおすすめです。

おわりに

海外駐在は会社によってチャンスが異なりますので、行きたいからといって叶うかわかりません。

しかし、海外希望がある方は、就活時にチャンスが大きいところを選ぶという視点も大切ですね。

一度海外で働いっておくと外国に対する抵抗感もなくなりやすくメリットも多いので、超絶おすすめです。

私もまた数年後海外でチャレンジします。

ほな、バイバイ!

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