タイ駐在員が実践する『本当の自由を手に入れる お金の大学』 貯める力編~④家~

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こんにちは、のらねこです。

リベラルアーツ大両学長著書の『本当の自由を手に入れる お金の大学』をタイ駐在員が実践してみたらということでお届けしていきます。

生活していくうえで、健康を維持し長く生き、時間をもつことは大事な要素の一つです。
人生とは時間といっても過言ではありません。
今ではしきりに人生100年時代なんかといわれておりますが、仮に人生100年時代となると60歳で定年した場合、余暇時間で30年以上のセカンドライフ人生を生きなければなりません。老後資金2,000万円問題とか言われるやつですね。
そうなっていくと、これまでの日本人の典型的な「年金」と「退職金」で逃げ切るライフプランは全く通用しなくなり、それらの資金以外にもお金を用意する必要があります。
私自身も、そういった先の見えない不自由な時代金銭的に自由に暮らしたいと考えるようになりお金に対する勉強を始めました。
その経過で出会ったのが、リベラルアーツ大学両学長著書の『本当の自由を手に入れる お金の大学』です。

両学長といえば実践的なお金の知識を学べるYouTubeチャンネルで有名なYoutuberですが、チャンネルで公開しているお金の知識を体系的にまとめたのが、本著書『本当の自由を手に入れる お金の大学』です。
私自身もこれまではお金に対しての勉強ができておらず、お金の知識(マネーリテラシー)が少なかったので、この著書と出会い、膝を打つ衝撃を受けお金に関する書籍を毎日読みながら、一からお金を勉強しています。

本書の内容は、日本で活用できるお金の実践ガイドブックになっていますが、
タイに住む今でも実践できることを少しづつやっていこうということで、

「タイ駐在員が『本当の自由を手に入れる お金の大学』を実践してみたらとどういった効果があるか」
をお届けしていきたいと思います。

貯める力

経済的自由を目指すには、お金にまつわる5つの力(①貯める、②稼ぐ、③増やす、④守る、使う)を鍛える必要があります。
まず最も大切で効果が出やすい貯める力について、実践していきます。

貯める力の中で、まずは固定費を見直していく必要があります。
本書で人生の6大固定費といわれているのは、1.通信費、2.光熱費、3.保険、4.家、5.車、6.税金です。

貯める力編~家~

続きまして、家代をみていきましょう。家も保険に次いでお金のかかる費用のボス的な存在です。
日本では家といえば、「賃貸VSマイホーム」といった論争が起きますが、本書では日本の建物は価値が落ちづづけることでのリセールバリュー、ローン損を考えて圧倒的に賃貸をおすすめしております。そして賃貸を安くする方法(交渉方法)も書かれているので、賃貸選びをしている方は知らないだけで損をしてしまうので、そうならないようにということを知っておくだけでも全然違います。
タイでの場合は、駐在員の場合は住宅補助がありますので基本的には賃貸一択です。
「ハイ終了ー!」となってしまっては記事として有益性がありません。
駐在中に不動産投資を考える方もいると思いますので、せっかくなのでタイの不動産の特色も見ていきたいと思います。
タイでも不動産投資を目的での購入は出来ますが、基本的には必要ないと考えております。

不動産投資は必要ないと考える7つの理由

  1. 不動産価格が過剰供給気味
  2. 施工がお粗末
  3. 老朽化が早い
  4. リニューアルしづらい
  5. 家具一式購入コスト
  6. 害虫問題
  7. 利回り回収に時間がかかる

1.不動産価格が過剰供給気味
バンコクエリアでは、不動産価格が上昇し続けている。いわゆる不動産バブルの状況であり日々コンドミニアムが経ち続けている状況。

出典:Krungsri 銀行 リサーチより
https://www.krungsri.com/en/research/industry/industry-outlook/Real-Estate/Housing-in-BMR/IO/io-housing-in-BMR

しかしながら、過剰気味なところが大きい。実際に駐在員の家賃補助はここ10年でほとんど上昇推しておらず、高級コンドミニアムに対する需要が追い付いていない。そのため、供給気味インパクトが大きい。そのため、現在5%~8%で推移している不動産利回りは今後低下していくと予想しています。

2.施工がお粗末
タイの建設業は、日系ゼネコンも多く進出しており、大手のITD(Italian-Thai Development PLC.)やチョーカンチャン(CH. KARNCHANG PUBLIC COMPANY LIMITED)、シノタイ(SINO-THAI ENGINEERING AND CONSTRUCTION PUBLIC CO.,LTD.)など大手が有名ではありますが、住宅施工を行う企業は地場企業は品質レベルが高くありません。施工での欠陥があることも多々で新築はトラブルが多いため、コンドミニアムの賃貸は「新築よりも数年使ってる住宅を選ぶ方がいい」といわれるぐらいです。欠陥が多いこともあり、購入にはそういったリスクも発生します。

3.老朽化が早い
施工での欠陥が多い以外に、老朽化も早いです。
日本も建築耐用年数がアメリカやヨーロッパより低いですが、タイも日本より建築耐用年数が20年と短いです。実際に老朽化が早いため購入するうえでは大きなデメリットとなります。

4.リニューアルしづらい
日本では、マンションは居抜きリニューアルでうまく使うことも出きますが、
タイのコンドミニアム法では、勝手なリニューアルは規制で縛られてます。そのためレイアウトを変えるようなリニューアルが難しいので中古であっても購入が向いておりません。

5.家具一式購入コスト
タイの賃貸は、家具備え付きが一般的です。
オーナーは家具の購入コストや維持lコストも合わせてかかります。

6.害虫問題
タイはシロアリなど害虫問題も少なくありません。
賃貸であれば引っ越せば終わりですが、購入であればそういうわけにはいきません。

7.利回り回収に時間がかかる
現在は不動産バブル気味ですが、供給過多という状況から考えて、今後の停滞が予想されます。
利回りを考えても今後回収に時間がかかればかかるほど購入のリスクがあがっていきます。

上記7つの理由で必要ないと考えております。

サービスアパート VS コンドミニアム

タイの賃貸では大きく、サービスアパートとコンドミニアムに分かれます。
サービスアパートは、棟全体で1オーナーが管理
コンドミニアムは、 各部屋でそれぞれオーナーがいます。
メリット・デメリットは、下記の通りです。

メイドや清掃サービスが必要というわけでなければ、新築のコンドミニアムが圧倒的におすすめです。
理由はアパートだと電気代がアパート側のユニット価格になるので、固定費が跳ね上がってしまします。最新家具が入っている新築コンドミニアムであれば固定費の削減に役立ちます。

おわりに

今回は貯める力編~家~でした。
海外駐在員にとって家は住宅補助であまり関心がない分野ですが、
固定費いう視点でみていくとアパートを選ぶか・コンドミニアムを選ぶか、新築を選ぶかどうかなど、いろいろな選択がありますので軽視せずに見ていけるといいと思います。
海外駐在員生活というのは、給与も増えるので(ボーナスタイム)どうしても無駄使いが多くなりがちです。しかしボーナスタイムもいつか終わりがきますので、今のうちにたくさん貯める意識をつけて、FIREをして経済的自由を勝ち取っていきましょう。
貯める力の固定費削減は「やるか、やらないか」です。
やれば必ず効果が出る分野ですので、頑張っていきましょう。

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