日本人とタイ人の信頼構築までの違い

ビジネス

こんにちは、のらねこです。

海外(タイ)で仕事をしていると、最初に乗り越えなければいけないのがタイ人との付き合い方です。国が違うと国民性の違いで戸惑うこともよくあります。お互い生きてきた環境が違うから考え方が違うのは当然のことですが、日系企業の駐在員は親会社が日本ということもあり、 日本人がタイ人スタッフに対して自分本位に仕事をしてしまったり、マウントをとるような偉そうな態度をよく目にします。正直なところこれではうまくいかなくて当たり前です。

実際にある国民性の違いを紹介していきます。
本日は、日本人とタイ人の信頼構築までの違いについてみていきましょう。

タイ人との考え方の違いを理解する

タイ人と日本人のもともと根本の文化に由来している違いを認識して接したほうが、関係性を潤滑にできるのではと私は考えております。ビジネスは基本的にチームプレーですので、日本人が一人で手を動かすより、タイ人全体に意思が疎通したほうが圧倒的に有利なので相手の考え方を理解するのは非常に大切です。ここからは個人的な見解の一部として聞いていただければと思っています。

信頼構築プロセス

例えば、信頼の作り方ですが、
1)日本人ー加点方式(ゼロからスタート)
2)タイ人ー減点方式(100からスタート) と分けることが出来ます。

日本人の信頼構築プロセス(加点方式)

日本人の場合は、日本人的な信頼構築の考え方について、
日本人は一つ一つの業務をこなして、徐々に信頼をつかんでいくというのが考えの根本にあります。
この考えは、日本の終身雇用制度に由来しており、最初は新入社員(ゼロ)から成長のプロセスを得てキャリアを積んでいくという、いわゆるゼロスタートの雇用体系に由来していると考えます。

タイ人の信頼構築プロセス(減点方式)

タイ人の場合、タイ人的な信頼への考え方については、
タイ人は主に家系や階層などで相手の印象を先に決めて 最初に高得点で評価をして、そこから減点方式で関係性を構築します。ですので、なにかマイナスがあれば、どんどん評価を落としていきます。
よくあるのが、日本人が日本から駐在した場合には、高級取り(=高得点)なので最初のハードルが高く設定されていることが多く、あまり仕事ができないと、そのギャップとして評価を下げていき、最終的に信頼されないということがよくあります。
タイ人あるあるでは、会社の立ち上げで来ていた日本人は優秀だが、 会社が数十年続いてから来た駐在員は能力が低いというのを考えているようで、これは元々のハードルが上がりすぎていることにも影響しているのではないかと考えています。

まとめ

私の場合は若くして赴任している分、前任者が高齢だったことと比較しても、最初のハードルは少し低めに設定されていたため、タイ人からの減点が低く感じました。実際に後から評価が上げれたので、タイに駐在するのは若いほうが有利ではないかなとこれまでの経験から考えています。いずれにしてもタイ人より給料が高いので、誰もができるだけ早く即戦力に成長していく必要はあります。

このように、信頼関係の築き方でも、文化的背景からくる国民性によって大きく異なります。
タイ人との接し方は様々ですが、 良い関係を構築して、ビジネスを円滑に進めていくと仕事の生産性が上がりますので、こういったところを気にしながらアプローチしていく必要があると思います。

のらねこ
のらねこ

次回の投稿でが業務への考え方の違いについて論じてみます!

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