【ワクチン接種】タイでアストラゼネカ製ワクチン接種(1回目) 

雑記

タイ(バンコク)でアストラゼネカワクチン接種について、無事に一回目接種が終わりました。

接種当日の流れ・副反応の症状など、気になる方も多いと思いますので接種した記録としてシェアしていきます。

世界中で色々なコロナワクチンが出回っておりますが、
タイで現在普及しているワクチンは主に①アストラゼネカ製と②シノバック製となります。
そして、③シノファーム製はチュラポーン・ロイヤル・アカデミーを通じた予約が可能です。

日本で認可が取れているmRNAタイプのワクチンモデルナ製やファイザー製、アメリカ産のウイルスバクタータイプのジョンソンエンドジョンソン製、といったワクチンも保健省食品医薬品委員会(FDA)で承認されており選択肢ではありますが、接種時期は10月以降で不明有料そして競争率の高い争奪戦となっており、正直なところまったく先が見えない状況です。

タイで承認されているワクチン(2021年7月21日現在)

  1. アストラゼネカ製(イギリス)
  2. 科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製(中国)
  3. 中国医薬集団(シノファーム)製(中国)
  4. ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製(アメリカ)
  5. モデルナ製(アメリカ)
  6. ファイザー製(アメリカ)

WHOが ワクチンの安全性や効果を承認している「緊急使用リスト(EUL: Emergency Use Listing)」には、これまで、アストラゼネカ製、ファイザー製、J&J製、モデルナ製、 シノファーム製 が認められています。
この「緊急使用リスト」にはいっている種類のワクチンを接種しておけば、将来的にワクチンパスポートとして他国入国時に規制緩和処置がされる可能性が高いです。

私が勧めているビジネスでは多国間移動が必要な可能性があるので、
今回は手に入りやすかったアストラゼネカ製ワクチンを接種しました。
このアストラゼネカ製のワクチンは「Social Security Fund」で確保されたものです。

Social Security Fund とは
タイの社会保険は、健康保険・老齢年金・失業保険が含まれた保険制度です。
従業員の方は加入が義務付けられています。
is a fund providing security and coverage to the insured. The insured shall receive
compensation in case of injury, sickness, invalidity, and death which are not caused by employment including, childbirth child allowance, old age, and unemployment.

タイでビジネスを行っている企業はSocial Security Fundに加入が義務付けられていますので、そこに所属する社員はSocial Security Fundが供給するワクチンを接種可能です。

※接種時期は企業によって異なるようです。

ワクチンの種類選択の決め手

正直なところ、アストラゼネカ製ワクチンを打つことには、乗り気ではありませんでした。

それでは、なぜアストラゼネカワクチン接種を決めたのかといいますと、
タイの現状は、日本人はワクチン接種が困難な状況です。当然わが家でも同様でした。
そして私は業務の関係で外出するため、どうしても菌を持って帰ってくる可能性が高いが、
家族は依然としてワクチンが確保できる見通しがないので、持って帰ってしまった菌で家族にうつしてしまうリスクもあります。
現在やっている事業では、簡単にWFH※1できず、BCP※2を検討した結果、私だけでもワクチン接種をしておかないといけないと最低限家族を守れないため、アストラゼネカ製ワクチンを接種するという決断になりました。

※1 WFH:Work From Home
※2 BCP:Business Continuity Plan (事業継続計画)

アストラゼネカ製ワクチン

アストラゼネカ製ワクチンはコロナウイルスがヒトに感染する際に足掛かりとするスパイクたんぱく質の「設計図」となるRNAを、運び屋(ベクター)として、チンパンジーのアデノウイルスに組み込んで投与します。そうすると、ヒトの細胞にアデノウイルスが感染し、体内でスパイクたんぱく質が作られ、生体の免疫が誘導され抗体が作られるという仕組みです。
※引用元:MEDIUS https://www.medius.co.jp/asourcenavi/vaccine-type/
これまでに、世界168 カ国・地域に5億回分以上のワクチンを供給されています。

アストラゼネカ製ワクチンの副反応

ワクチン接種の副反応には、当然個人差があります。

アストラゼネカ製ワクチンでこれまでに判明している副反応をまとめておきます。

  • 接種箇所の痛み
  • 倦怠感
  • 筋肉痛
  • 頭痛
  • 発熱
  • 血栓(稀に)

同タイミングで接種した社員100名以上いましたが、30%ぐらいは発熱していました。
発熱は起こりうる可能性が高いので、動揺せずっしっかりと対処する準備をしておきましょう。

接種前日するべきこと

副反応が気になる方は、前日の過ごし方が重要になってきます。
これが確かかどうかは医学的なエビデンスを見つけておりませんが、推奨されているものです。

副反応を抑えるために前日するべきこと
・アルコール類は控える
・喫煙を控える
・カフェイン類は控える
・水をたくさん摂る
・睡眠をしっかりとる

このあたりをしっかり行い、コンディションを整えましょう。

接種当日

タイではショッピングセンターや教育機関など様々な場所で接種カウンターが設置されています。

今回のワクチン接種場所は、某教育機関での接種となりました。

会場へ向かう

まずは、接種会場に向かわないと話になりません。
どのような場所になるかはわかりませんが、タクシーや電車など公共交通機関を使うのは許可されています。
当日の持ち物を確認しておきます。

持ち物
▼必須

  • パスポート原本
  • パスポートコピー
  • Social Security Fundカード番号記載コピー

▼推奨

  • お水
  • 筆記具

当日いろいろと書き込む用紙があるので、筆記具はあったほうが便利です。
接種会場によっては、お水が入手できないところもありますのであったほうが便利です。

登録用紙記入

会場到着後に、登録用紙を受け取り氏名・電話番号・住所・症状を記載します。
全てタイ語表記だったのですが、フィーリングで記載できます。
記入後、必須書類(パスポート原本・パスポートコピー・Social Security Fundカード番号記載のコピー)と合わせて提出します。あとは、順番を並び流れに身をまかせていきます。

血圧測定

順番待ちの後、外国人はかんたんな登録作業(身長・体重・体温など)があります。
登録が終われば、次に血圧測定になります。

血圧は簡易的な測定です。

ワクチン接種~経過症状

その後場所を移して、いよいよワクチン接種となります。

緊張する方もいらっしゃると思いますが、接種はほんの一瞬です。

針は細めなので、あまり痛くはありません。
タイ人の方は結構顔をしかめていたりします。

症状は個体差があるようですが、経過状況です。(随時更新)

【接種後0日経過】 ➡ 腕に若干の違和感があるぐらい。

【接種後1日経過】 ➡ 接種した腕が重く倦怠感があります。熱はなし。

【接種後2日経過】 ➡ 接種した腕に筋肉痛が残っていますが、症状は軽くなってきました。 腕以外の筋トレを再開しました。

【接種後3日経過】➡ 接種した腕には依然として筋肉痛が残っていますが、それ以外のコンディションは問題なし。逆に前日の筋トレにより足が筋肉痛になっています。
普段は上半身中心の筋トレになってしまいがちなところ、腕が使えないことで足回りの強化になっており助かります。

【接種後4日経過】➡ 腕の痛みは完全になく完治した状況です。腕立伏せも再開できました。
ゴルフの予定がある方は、個人差はあると思いますが接種後4日後ぐらいは安全を見てあけたほうがよいと思います。

同時期に接種した社員の中には当日に38度を超える発熱もあり、かなり苦しんだと聞きました。
一日経過後、熱は徐々に下がってきたようです。

2回目接種のほうが副反応がきついと聞いておりましたが、一回目でも副反応が大きい方がいるんだというデータが取れました。

※発熱は起こりうる可能性が高いので、動揺せずっしっかりと対処する準備をしておきましょう。

接種後~接種証明作成

接種した後は、アナフィラキシーの恐れもあるので30分ほど会場で待機しなくてはいけません。
アナフィラキシーとは、簡単に言うと、ワクチン接種の影響で起きるかもしれないアレルギー反応(蕁麻疹、吐気、下痢、呼吸困難など)のこと。
発症後すぐに鎮静剤を打てば、問題ないとのことです。

そのため、30分ほどは会場で待機している必要があり、その待ち時間の間で、接種証明書を作成してくれます。
その書類には、一回目完了ということが記載されています。
ここに接種したワクチン情報を追記していくようです。

モープロムというタイのワクチン記録管理アプリを使えば、データ管理できるのでおすすめです。

おわりに

バンコクでは、ワクチンを確保することもままならない状況が続いておりますので、
在留外国人という立場では、打てるチャンスを逃せないということで今回の接種に至りました。

このワクチン接種の選択がよかったかどうかは誰にもわかりませんが、
リスクヘッジという観点からは、消去法的ですが最善の策にはなると納得している次第です。

2回目の接種は確定できていない状況なので、最悪の場合は東京での空港接種を利用した混合ワクチンパターンも検討しております。

また、家族はまだワクチン接種がかないませんので、日本への退避も検討していきたいと考えております。

いずれにしても、病院がひっ迫している状況が続き重症化できませんので、
家族共に身体の免疫力を高めつつ、清潔に保ち予防を心がけていきます

タイ在住日本人の方皆様の健康を心よりお祈りしております。

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