【育児日記】赤ちゃん ヘルメット矯正治療をはじめた理由

Baby 子育て

※本記事は医療アドバイスではなく、医療体験談です。あらかじめご了承ください。

====

こんにちは、のらねこです。

現在子育て奮闘中ですが、赤ちゃんの子育てをしていくなかで、どうしても赤ちゃんの頭の形の歪みが気になったので、ヘルメット矯正治療を開始しました。

実際にヘルメット矯正治療をやるようになったリアルな経緯を記載しています。

今後、赤ちゃんのヘルメット矯正を考えている方のお役に立てば幸いです。

あかちゃんの頭の形に異変を感じた

乳児の子どもと毎日過ごすなかで、ちょっとした異変に気付きやすくなるものですが、

わが家では、頭の形がちょっと斜めになっているな(斜頭)に気づきました。

神経質に考えすぎかなと思いましたが、産後すぐから向きぐせがあったりというのもあり、

ドーナツ枕などを試したが、改善されず。

そんななかで、小児科で相談したところ、ヘルメット治療を知りました。

ヘルメット治療とは
頭のゆがみを持つ赤ちゃんの頭のゆがみの改善を図るため、矯正用ヘルメットによる矯正治療のこと。

最初いろいろとネットで調べた後、平沼橋にある平沼橋こどもミライクリニックに行きました。

結論としては、こちらで治療することはできないので、

ヘルメット矯正治療ができる頭蓋変形外来のある病院の紹介状を書いてもらいました。

紹介を受けたのは、「東京女子医科大学病院のあたまのかたち外来」。

こちらの病院で診断してもらうことになりました。

ヘルメット矯正治療はアメリカで主流な治療で、アメリカでは日本よりも発展しております。海外でも経験のある藍原先生という方が「東京女子医科大学病院のあたまのかたち外来」にいらっしゃるということで、こちらの病院を紹介いただきた経緯となっております。

▼東京女子医科大学附属足立医療センター
脳神経外科 あたまのかたち外来
東京都足立区江北4-33-1
https://maps.app.goo.gl/jasy4yTU4ztUjVSCA

ヘルメット治療 診断

ヘルメット矯正治療が行える病院は、全国に川崎市、東京新宿区、他にも赤坂など20ヶ所ほどあるようです。

出典:アイメット公式ページより
https://japanmedicalcompany.co.jp/aimet/

JAPAN MEDICAL COMPANYより

私が紹介を受けて案内されたのは、”東京女子医大病院”です。

現在は横浜住まいなので、東京まで通うのが大変でしたが、経験豊富な先生に診てもらえるということで、こちらの病院に行くことに決めました。

東京女子医大病院の藍原先生はかなり人気の先生のようで、待ち時間が難点です。

今回の診察でも予定時刻から2時間3時間は余裕で待ちました。

(昼食をコンビニ等でとる覚悟で行くのがおすすめです。)

結果、予約時間の数時間後、ついに自分の番が来ました。

実際に診断した印象として、藍原先生はかなり詳しく見てくれますし客観的な目線でいろいろと教えてくれます。いい意味で「これは時間かかるわな」という印象でした。

※頭蓋変形外来は毎週木曜日(初診のみ) 再来は毎週火曜日と決まっているようです。

診断された結果は以下の通りでした。

  • 頭の形は遺伝する(寝る向き・ドーナツ枕のケアはそれほど関係ない。)
  • 頭の形だけでなく、骨は顎からつながっている
  • 変形の影響から、将来的な影響(顎のずれ、肩こり、片頭痛、病的変形など)の可能性がある
  • 矯正できるタイミングは生後2~6か月以内。
  • 現状はズレだけで生活の支障はないなら、個性と考えるのもあり
  • 子どもの頭の歪みはレベル3程度

といった内容でした。

“東京女子医大病院”の藍原先生のもとでかなり詳しく診断してもらえたので、母親の漠然とした不安もかなりすっきりしていました。

父親としてはあまり気にならないところが大きかったですが、母親側は普段から子どもと触れている分かなり神経質になっていたので、自分のせいで変形したと感じていたところもあり診断を受けてモヤモヤが晴れて、それだけでも診断する価値は十分でした。

親からの遺伝

頭のゆがみは親からの遺伝が多いようですが、わが家では親のゆがみはほとんどなしと言われました。

母親がレベル1、父親がレベル2、長女がレベル1と遺伝ではほとんどないようでした。

ですが、次女の娘が診断されたのは、レベル3で、矯正を推奨するレベルでした。

ちなみに、母親がドーナツ枕をしていないことや、寝る向き癖を修正できないことに悔やんでいる方が多いようですが、ほぼ意味がないものと言われましたので、このあたりで気にしている方は診断を受けただけでも、すっきりできるのではないかと思います。

頭の形だけでなく、骨は顎からつながっている

皆さん頭の形を気にすると思いますが、頭がい骨は顎にもつながっているので、頭の形がずれている=顎の形もずれているということでした。

これが、肩こりや片頭痛など他の症状に影響が出やすくなるという点も説明で受けました。

矯正のタイミング

今回、娘は生後5か月で診断に行きました。

まだ骨が固まっていないので、適性はあったようですが、

本来であれば、2~3か月程度からスタートできるので、1日でも早いに越したことはないようです。

さいわいにも、子どもの骨が硬くなるスピードが早くないこともあり、遅くはなく適切なタイミングであると診断されました。

====

その後色々と詳しくヒアリングして、頭のズレだけで生活の支障はないなら、個性と考えるのもありということも言われました。

ゆがみのデメリットとしては、将来的な肩こりや帽子・カチューシャが長時間かぶれなくなったり、メガネがずれたり、あごのズレが生じて歯の矯正が必要になったり。

そのようなことを考えると、今しかできない治療は長期的目線の投資と考えればメリットが大きいので、ヘルメット治療をすることにしました。

今回の治療費は、保険適用外のため58万3千円と高額!!の金額でした。

治療ヘルメットの作成

矯正用ヘルメットはアイメットという名前です。最先端3Dプリンティング技術による、完全オーダーメイド製品です。

出典:アイメット公式ページより
https://japanmedicalcompany.co.jp/aimet/

東京女子医大病院で診察した後、

矯正治療を決定した場合は、3Dプリンタのスキャニングのためそのまま別のクリニックに行く必要があります。

東京女子医科大学病院の場合は、市ヶ谷駅にあるアイステーションクリニックです。

▼アイステーションクリニック
162-0843  
東京都新宿区市 谷田町 1-19 SPC ビル B1F
https://maps.app.goo.gl/iPjrZiNyntPyWUX3A

東京女子医科大学病院からのアクセスは、非常に近いのでタクシーで向かいます。

ここでもさらに1時間ほど待ちました。

アイステーションクリニックでも先生の問診で色々話を聞いていきます。

東京女子医科大学と同じく藍原先生の系列の診断なので、理解してもらえてて安心です。

この段階で本当にヘルメット治療をするのか、検討するのもいいと思います。

3D写真を撮ってからだともうキャンセルは出来ませんので、しっかり考えたほうがいいです。

クリニックで先生の受診後、頭の写真を数枚、色んな角度から撮り作成します。

▼ヘルメット作成期間

ヘルメットは、オーダーから完成まで2~3週間程度でできます。

今回はオーダー後2週間ほどで完成してもらえました。

アイメット完成

アイメットが完成しました。

毎月の経過診断をしながら半年間でしっかり矯正していくようです。

半年でしっかり治ればいいなと願いながら、赤ちゃんと頑張っていきたいと思います。

治療をするかしないか決めるポイント

ヘルメット治療はするかしないかしっかりと考えた方がいいと思います。

ポイントとしては、大きく3つあります。

①高額な費用

1番はお金です。

なぜなら費用が高額の自費という面が大きな要素です。

実費で込み込み“583,000円”という金額は、家計には大打撃です。

確定申告の医療控除などで多少還付されると考えても、これからお金のいるこの時期にかなり高い買い物となります。

ただでさえ、子育てにはお金がかかりますので、思いもよらぬ費用がかかってしまう保険適用外の医療費は、少なからず生活に影響を与えるでしょう。

金銭面は家族でしっかりと検討するポイントです。

②ヘルメット装着持続生活

ヘルメット生活の継続することは簡単ではありません。

治療中はお風呂以外のほとんどをヘルメット着用が必要です。

赤ちゃんによってはヘルメット装着されて嫌がる子もいますし、この期間の子どもの写真は全てヘルメット写真となってしまいますので、可愛い時期の思い出記録にとってもマイナスかもしれません。

このへんは親の覚悟が必要になってくるポイントです。

よく話し合って決めていく必要があります。

私たちの場合は、ヘルメット治療のデメリットよりも、将来的なメリットの方が遥かによいと考えたため実行を決断しました。

③治療のタイミングが限られている

ヘルメットの矯正治療はタイムリミットがあります。

生後6〜8ヶ月ぐらいまでの赤ちゃんの頭はとても柔らかい時間にしかできないので、この時期に決断しなければなりません。

悩んでいるうちにタイムリミットになりがちなので、興味を持っている場合は一日でも早く相談した方が良いかと思います。

迷ったら診断だけでも。

母親は診断してかなり気持ちが落ち着いたこともあり、専門的な話を聞くのはかなり大切だと思います。時間が限られているので、迷ったら一日でも早く診断するのがおすすめです。

おわりに

ヘルメット治療は「する」「しない」どちらも正解です。

今回は私の判断をご紹介しただけで、必ずしも治療をすすめているわけではありません。

ヘルメット治療する子どもは国内でも少しずつ増えてきましたが、まだまだ知られていないこともあり、情報を集めている中で情報があまりにも少なかったので、共有することで少しでも参考になればと思います。

これから毎日ヘルメットを装着してみて、気になった点などは記録していきたいと思います。

皆様の検討の参考になれば、幸甚です。

ほな、バイバイ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました